演習1.11 文字と背景にスタイルを適用する
(※オプション)

  • 文字に色をつける style=”color: カラー名 または RGB 値”
  • 文章のサイズを変えて表示する style=”font-size: 文字のサイズ”
  • 文字に下線を引く style=”text-decoration: underline”
  • 背景色を変える <body style=”background-color: カラー名 または RGB 値”>
  • 長さ・横幅を調整する style=”width: 長さ”
  • 余白を調整する style=” padding: 余白のサイズ”
  • テーブルの線を調整する style=” border: 線の種類 太さ;”

この章では、CSSを使って、トップページの見た目をブラッシュアップします。各タグのstlye属性に、様々なプロパティを設定していきます。

1. 文字にスタイルをつける

文字に色をつけて強調することで、情報が整理されて全体が見やすくなり、見た目も楽しくなります。加えて、文章の一部に下線を引いたりするなどのアクセントをつけて、注目を引きたい部分としてアピールすることも大事です。

色を付けたい文字には、style 属性の color プロパティで色を指定しましょう。
また、文字のサイズを変えたい時は、style 属性の font-size プロパティで文字のサイズを指定しましょう。
下線などで文章を強調をしたい時は、style 属性の text-decoration プロパティを設定します。

以下のように、ソースコードの記述を変更してください。

➢ index.html (※必要部分のみ記載)

<body>
    <h1 style="color:#2A7E55;">子猫と子犬の部屋</h1>
    <h3 style="color:red;">かわいい動物たちの写真館</h3>
    <table>
        <tr>
            <td>
                <a href="index.html" style="color:#FFFFFF;">
                    <strong>トップページ</strong>
                </a>
            </td>
            <td>
                <a href="koneko.html" style="color:#FFFFFF;">
                    <strong>子猫写真</strong>
                </a>
            </td>
            <td>
                <a href="koinu.html" style="color:#FFFFFF;">
                    <strong>子犬写真</strong>
                </a>
            </td>
        </tr>
    </table>
    <p>
        <img src="img/img01.jpg" alt="メイン写真"><br>
        <strong style="color:#2A7E55; font-size:24px">
            子猫と子犬の部屋にようこそ!
        </strong><br>
        <strong>子猫と子犬</strong>の
        <strong style="text-decoration:underline">とってもかわいい写真</strong>
        をご用意しました。<br>
        今後も色々と紹介していきますので、楽しんでください。
    </p>
    <p style="color:red;"><strong>かわいい写真ピックアップ</strong></p>
    <table>
        <tr>
            <td colspan="2"><img src="img/img02.jpg" alt="子猫や子犬たちの写真"></td>
        </tr>
        <tr>
            <td colspan="2" style="color:green; font-size:12px">
                かわいい子猫や子犬を見ていると気持ちが温かくなりますね。
            </td>
        </tr>
        <tr>
            <td><img src="img/img03.jpg" alt="かわいい子猫たちの写真"></td>
            <td><img src="img/img04.jpg" alt="かわいい子犬たちの写真"></td>
        </tr>
        <tr>
            <td style="color:green; font-size:12px">かわいい子猫たち</td>
            <td style="color:green; font-size:12px">かわいい子犬</td>
        </tr>
    </table>
    <hr>
</body>

<h1>タグや<strong>タグなど、色々なタグの style 属性に対して、文字のスタイルを設定しました。

2. ページやセルの背景に色をつける

ページ全体の背景の色を変えると、印象に大きな変化を与えます。また、テーブルのセルの色を一部変える ことで、文字を見やすくしたり、メリハリををつけることができます。

背景の色は、<body>タグのbackground-colorプロパティで指定します。7 行目のタグを、以下のように修正してください。

<body style="background-color:#FFFFCC;">

また、テーブルのセルの色は、<td>タグのbackground-colorプロパティで指定します。 今回はメニューのテーブルの各<td>タグも、以下のように修正してください。

<table>
    <tr>
        <td style="background-color:#333333;">
            <a href="index.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>トップページ</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="background-color:#333333;">
            <a href="koneko.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子猫写真</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="background-color:#333333;">
            <a href="koinu.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子犬写真</strong>
            </a>
        </td>
    </tr>
</table>

3. 長さ・横幅を調整する

テーブルや罫線については長さを設定することで、他の画像などと一体感を持たせることができます。メニューのテーブルや、罫線の style 属性のwidthプロパティを設定することで、長さ・横幅を調整します。

<table style="width:660px;">
    <tr>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="index.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>トップページ</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="koneko.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子猫写真</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="koinu.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子犬写真</strong>
            </a>
        </td>
    </tr>
</table>
<hr style="width:540px;">

4. テーブルのスタイルを調整する

セルに色を付けたりするとメリハリが出る分、詰まって窮屈そうに見えたりします。
そういう時は、罫線を付けて括ったりspacingやpaddingの設定を入れて、余白を入れます。

<table style="width:660px;">
    <tr>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="index.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>トップページ</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="koneko.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子猫写真</strong>
            </a>
        </td>
        <td style="width:220px; background-color:#333333;">
            <a href="koinu.html" style="color:#FFFFFF;">
                <strong>子犬写真</strong>
            </a>
        </td>
    </tr>
</table>
<p style="color:red;"><strong>かわいい写真ピックアップ</strong></p>
<table style="border:0px; border-spacing:4px;">

ここでは、テーブルに属性を追加することで、以下の指定を加えました。

① border
コンテンツの周囲に枠線を表示させることができます。0px の場合は罫線が表示されません。

② border-spacing
セルとセルを区切る線と線の幅を調整することができます。

③ padding
表の各セル内の余白を調整することができます。

5. HTMLファイルを保存

ここまでの記述が終わったら、上書き保存をしてください。

6. ブラウザで表示

では、ここまで記述した内容がブラウザでどのように表示されるか、確認してみましょう。

図 1.11.1

一部の文字が緑色と赤色になり、また、ページの背景の色は、薄い黄色になりました。
メニューの部分も、幅が広くなった他、白文字に黒背景となり、メリハリがつきました。

色の指定方法

HTML での色の指定方法は、主に2通りあります。

  • color: ”カラー名”
  • color: ”#RGB 値”

「カラー名」は Web ブラウザが内蔵している予約名で、直感的に色がイメージできます。
「RGB値」は光の3原色である赤、緑、青の順に並べて指定します。
Web でよく利用する色のRGB値は、「Web カラー見本」などの言葉でインターネット検索すると、色々なページが出てきますので、参考にしてみましょう。