7.3 複数の行や列にまたがるセル

テーブル内のセルは、連結することができます。それによって、自由なレイアウトが可能です。連結は、横方向、縦方向のどちらにでもできますが、計画せずに色々なセルを連結しようとすると、非常に複雑なコードになりがちです。最初にしっかりと計画して進めていきましょう。

1. 横方向のセルを連結する

横方向のセルを連結するには、<td>タグにcolspan属性を追加して、連結したいセルの個数を指定します。
『セルの連結』と言ってもわかりにくいと思いますので、下の図を見て下さい。

図 7.3.1

A1のセルが、横2つ分のセルと連結されているのがわかるでしょうか。これが、セルの連結です。この、横に並んだセルの連結をするためのソースコードを実際に記述していきます。

新しくテキストエディタを開いて、[table3_1.html]と[table3.css]いう名前で、[ch07]フォルダに保存してください。

保存ができたら、[table3_1.html]と[table3_1.css]に以下のソースコードを記述してください。

①ソース・フォルダー :webpage/ch07
②ファイル名     :table3_1.html、table3.css

➢ table3_1.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
	<head>
		<meta charset="UTF-8">
		<link rel="stylesheet" href="table3.css">
		<title>セルを横に連結する</title>
	</head>
	<body>
		<table>
			<tr>
				<td colspan="2">A1 </td>
				<td>A2</td>
			</tr>
			<tr>
				<td>B1</td>
				<td>B2</td>
				<td>B3</td>
			</tr>
		</table>
	</body>
</html>

➢ table3.css

@charset "UTF-8";

table {
    border: 1px solid gray;
}

td {
    border: 1px solid gray;
}

ソースコードの記述が終わったら、上書き保存をして、ブラウザで表示を確認してみてください。

2. 縦方向のセルを連結する

続いて、縦方向のセルの連結をしていきます。縦方向のセルを連結するには、<td>タグにrowspan属性を追加して、連結したいセルの個数を指定します。

縦方向のセルの連結とは、下図のようなことを指します。

図 7.3.2

A1のセルが、縦3つ分のセルと連結しています。
実際にソースコードを記述し、作成してみましょう。

新しくテキストエディタを開いて、[table3_2.html]という名前で[ch07]フォルダに保存してください。保存ができたら、[table3_2.html]に以下のソースコードを記述してください。

①ソース・フォルダー :webpage/ch07
②ファイル名     :table3_2.html

➢ table3_2.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
	<head>
		<meta charset="UTF-8">
		<link rel="stylesheet" href="table3.css">
		<title>セルを縦に連結する</title>
	</head>
	<body>
		<table>
			<tr>
				<td rowspan="3">A1</td>
				<td>A2</td>
			</tr>
			<tr>
				<td>B1</td>
			</tr>
			<tr>
				<td>C1</td>
			</tr>
		</table>
	</body>
</html>

ソースコードの記述が終わったら、上書き保存をして、ブラウザで表示を確認してみてください。

図7.3.2と同じように表示されましたでしょうか?

◉セルを連結するときの注意

セルを連結するとき、連結するセルの数をきちんと計算せずに行ったために、テーブルがくずれてしまうという現象がしばしば発生します。縦横に 連結するセルの数をしっかり決めて指定するようにしましょう。