1.1 WEBサイトとは

インターネット上には、WEBサイトと呼ばれるものがたくさん公開されています。WEBサイトは複数のWEBページで構成されています。WEBページを作成するために使うのが、このテキストで学習をしていくHTMLとCSSです。HTMLやCSSの学習に入る前に、まずはWEBページに必要なファイルの種類とそれらの役割を把握していきましょう。

1.1.1 WEBページとは

WEBページとは、個人や企業が発信したい情報をインターネット上で公開している文書のことです。WEBページはテキスト(文字)や画像で構成されています。WEBページの内容のことをコンテンツと呼びます。また、全てのWEBページには、WEBブラウザからアクセスするための固有のアドレス(URL)があります。

図1.1.1 WEBページ

1.1.2 WEBサイトとは

複数のWEBページをひとまとめにしたものをWEBサイトといいます。一般的に、特定のドメイン名で公開されている複数のWEBページ全体をまとめたものをWEBサイトと呼びます。

図1.1.2 WEBページとWEBサイト

1.1.3 WEBページを構成するファイル

インターネット上でWEBサイトを公開して情報を発信し、誰でもその情報を見られるようにするには、決められた形式でWEBページを作成しなければなりません。その決められた形式の1つとして使われるのが HTMLです。WEBページを作成するにはまずHTMLの知識が必要です。さらにWEBページにデザインを適用するにはスタイルシート言語のCSSを使いますので、CSSの知識も必要になります。CSSはWEBページのレイアウトを調整し、WEBページを見やすくデザインするものです。

1つのWEBページは、HTMLファイルを中心として、画像ファイル、CSSファイルなど複数のファイルで構成されています。WEBブラウザがこれらの関連ファイルをWEBサーバからダウンロードして、1つのWEBページが表示されるのです。

図1.1.3 WEBページはHTMLファイルからリンクされた複数のファイルで構成される