7.1 テーブルの基本

HTMLにおいてテーブルとは、表のことを指します。表に並べるマスを、セルと呼びます。表は縦方向に並べる「行」と、横方向に並べる「列」に分けられます。

テーブルは、本来は「表」を作成するものですが、テーブルを使ってWEBページの簡単なレイアウトをすることも可能です。本章では、色々な形のテーブルを作成していきながら、テーブルの基本構造を学んでいきます。

図 7.1.1

まず、本章で作成するHTMLファイルを保存するためのフォルダを新しく作成しましょう。

1章で作成した[webpage]フォルダのなかに、[ch07]フォルダを作成してください。

[ch07]フォルダができたら、新しくテキストエディタを開いて、[table1.html]と[table1.css]いう名前で、[ch07]フォルダに保存してください。文字コードは、前回同様に、UTF-8とします。

では、[table1.html]と[table1.css]に、ソースコードを記述します。

①ソース・フォルダー :webpage/ch07
②ファイル名     :table1.html、table1.css

➢ table1.html

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<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8">
        <link rel="stylesheet" href="table1.css">
        <title>テーブルの基本</title>
    </head>
    <body>
        <table>
            <tr>
                <td>左上</td>
                <td>右上</td>
            </tr>
            <tr>
                <td>左下</td>
                <td>右下</td>
            </tr>
        </table>
    </body>
</html>

➢ table1.css

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@charset "UTF-8";
 
table {
    border: 1px solid gray;
}
 
td {
    border: 1px solid gray;
}

記述が終わったら、上書き保存をしてください。

続いて、ブラウザで、テーブルがどのように表示されるのかを確認しましょう。ブラウザで表示をしてください。下図のように、左上、右上、左下、右下の文字が入った表が表示されます。これがテーブルです。

図 7.1.2

今回、テーブルを作成するために記述したソースコードのそれぞれのタグは、次のようなことを表しています。

タグ 説明
<table>○○○</table> 表であることを表します。
<tr>○○○</tr> 表の横方向の1列の行を表します。
<td>○○○</td> 表のひとつのセルを表します。
<th>○○○</th> 表のひとつのセル(見出し)を表します。

表 7.1.1 : テーブルに関する主なタグの種類

次の図を見ると、テーブルとタグの関係のイメージが掴み易いと思います。

図 7.1.3