2.1 HTMLとは
1章では、WEBページ制作全般に関する構成や流れなどを確認しました。ここからは、WEBページを作成するために必要なHTMLについて学習を進めていきます。
2.1.1 HTMLとは
HTMLはHyperText Markup Languageの略で、WEBページを作成する時に使用される言語の一つです。
HTMLは、小なり記号「<」と大なり記号「>」で囲まれたタグを用いて、文書に見出しや箇条書き、テーブルなどの「構造」を持たせることができます。HTMLによって作られた文書のことをHTMLファイルと呼び、拡張子は.html、もしくは.htmです。
HTMLの最大の特徴のひとつに、他のファイルとリンクによって関係を持つことができることがあります。クリックしたら別のページに移動できるリンクに加え、画像や動画を表示させるのもリンク機能のひとつです。
2.1.2 HTMLは世界標準言語
HTMLは、WEBの技術標準化団体であるWHATWGが標準仕様を公開する世界共通の言語です。HTMLに代わる言語はなく、インターネットで公開される文書を作成するためにはHTMLを使わなければなりません。
また、各種のブラウザは、WHATWGが公開しているHTMLの仕様に準拠するように作られているため、どのブラウザでもほぼ同じように表示されます。